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October 25, 2003

「RSS拡張の試み」について

いろいろ議論がなされている。
RNAとしては、in(Trackback) か out(ふつうのリンク)かを区別できる「フラグ」があればそれでよい(というかそういう風にしか使っていない)のだけれど、semblog テクノロジーのインフラなのでちゃんとしておかないとなあ。

おそらく、論点(改善点)は次の二つかな。(いずれも、おのひろきさんより)

(1) item 要素の rdf:about 属性と RSS の link の内容と semblog:in の内容が同じになるのが冗長
(2) <semblog:in> および <semblog:out> で指定するURIは、リテラルではなく、リソース(rdf:resource)として扱うべき。

(1) item 要素の rdf:about 属性と RSS の link の内容と semblog:in の内容が同じになるのが冗長
まったくおっしゃるとおり、冗長。
でもよく考えたら、もっと問題なのは、解釈ができないことだと思う。
<item about="http://a/"><semblog:in>http://a/</semblog:in></item>
という記述がある場合(<item>はトップレベルにある、つまり主語になるとすると)、その解釈は、「"http://a/" における <semblog:in> は "http://a/" である」となるはず。となると、semblog:in という述語に(説得力のある)意味を与えるのが難しいのではないだろうか。

(2) <semblog:in> および <semblog:out> で指定するURIは、リテラルではなく、リソース(rdf:resource)として扱うべき。
これもおっしゃるとおり、そのほうが無難なのだろう。
リテラルとする場合には「このコンテンツを参照しているコンテンツのURIはhogehogeである」という意味になり、リソースとして扱う場合には「このコンテンツを参照しているのはhogehoge というURIのコンテンツである」という意味になる。前者はなんというかまわりくどい。


では、どんなサマリー(メタデータ)フォーマットがよいのか。
・RSS1.0の拡張モジュールという形であれば、おのひろきさんの案になるのだろう。↓
<item rdf:about="http://www.semblog.org/i2k/archives/000210.html">
  <link>http://www.semblog.org/i2k/archives/000210.html</link>
  <title>semblog-dev: RSS拡張の試み</title>
  <semblog:in rdf:resource="http://onohiroki.cycling.jp/index-log200310.html#d20031020n2"/>
</item>

・1つのコンテンツ(つまり、item)を示すRSS風メタデータならば、こんな書式はどうだろうか
ある程度の互換性があり、おそらく多くのRSSパーサで読めるはず。

あ、一つ大事なことを書き忘れていた。
(1)のような「冗長性」が生じたのには理由があったのだった。
本当は、
 ・<link>はコンテンツ(HTML)のURI
 ・<semblog:in>は、コンテンツのサマリー(RSS風メタデータ)のURI
となり、冗長にはならないはずだった。
しかし、コンテンツのサマリーは当然ながら誰も用意していないので、RNAとしては(現時点では)<link>と同じURIを入れざるを得なかった、
というのが「冗長性」発生の経緯。

どうしたものか。

投稿者 msano : October 25, 2003 01:20 AM

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コメント

確かにそうやったなー.>冗長性
今後のWeb世界をメタデータ中心に考えるのかHTML中心に考えるのかでここでの提案内容も変わってしまうと.
それとsemblog:inは別ファイルに持たせるべきかもしれず(RNAが勝手に生成してる間はいいと思うけど),そういうのを考え出すと議論のポイントは多いなあ.

投稿者 i2k : October 27, 2003 06:06 AM

将来への互換性をどれだけ考慮するかですね。

投稿者 msano : October 27, 2003 09:00 PM

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カジノ

投稿者 カジノ : August 12, 2004 06:46 AM

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