2005.02.26
glucose2.0テスト中
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2005.01.13
Semantic High!
いろいろとご縁がありまして,gooブログのオフィシャルブログとして「Semantic High!」という連載を始めることになりました.これまでsemblog-devで書いていた(あまり書いていなかった)BlogやRSSの話はこれからここで書くことになります.プレッシャーもあるので更新頻度は上がる模様です.どうぞよろしく.オフィシャルブログの執筆陣がやたら豪華なのがおもしろくて,その中で零細企業グルコースがどこまで成り上がれるのか,乞うご期待.
Posted by i2k at 06:22 PM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (262)
2004.11.10
XML-RPCつれづれ
出張やらなんやらでばたばたしてるうちに乗り遅れてしまってますが,XML-RPC業界(どこだそれは?)がややこしいことになっている.とりいそぎコメントを考えてみると,独自拡張(というか新規実装)でかつ非公開というのは,そもそもみんなが思っているXML-RPCの概念にあてはまらないのではなかろうか.たまたまソフトの都合で同じフレームワークを使ってるだけで,規格をどうこうという話ではなさそうな感じ.メソッドの名前が名前なので他社が追従して対立構造が生まれるでもなし(追記:これはホスティング側の話.エディタはわからん).これをもって金輪際XML-RPC(標準としての)が実装されないというなら世知辛いなあと思うけど,基本的には時間と市場が解決してくれるのでは,というのは楽観的に過ぎるかな?でも「巨人だったらどうするか」と問われると確かに悩むなあ...ちなみに同業者としての教訓は,ユーザは「意図された不便利」の存在を察知する感覚が昔よりはるかに鋭敏になっていること,そして一度発見されたものは一瞬で共有されることを肝に銘じよ,というところ.
あ,semblog.orgは標準化推進派なのでそこんところよろしくお願いします.あと,とあるプロジェクトが止まっているのはわたくしのせいです...(業務連絡)
Posted by i2k at 01:43 AM | Permalink | Comments (1) | TrackBack (77)
2004.09.29
semblog.org移行中
新しいサーバへの移行中につき,テスト書き込み.これまでのsemblog.orgのコンテンツをこちらに統合し,新semblog.orgはプレスリリース的な性格を持つ記事のみを掲載する予定です.なお,サーバ移行時にいくつかのコメントとすべてのトラックバックデータが消失してしまいました.これについては誠に申し訳ありませんがご了承いただけると幸いです.また,旧semblog.orgのコンテンツはPermalinkが張り替えられていますがこちらについてもご了承ください.
Posted by i2k at 06:51 AM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (170)
2004.08.26
「うつろう」
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2004.07.27
スケジュールとRSS
さて,こういった理想を実現するためのイベント情報RSSであるが,既存のモデルと合わないところが多々あって難儀する.最大の問題は日付の取り扱い.イベントの日時をdc:dateに書きたくなるのが人情だが,それをやるとアグリゲーションの際に未来のイベントが常に上の方に表示されてしまう.ただでさえ「うそつきRSS」が氾濫して困っているというのに,堂々と未来の日付が書かれたRSSが配信されるとなると誰も使わなくなってしまう.というわけで,イベントやスケジュールを記述するためにはある程度の工夫が必要になる.しかもメタデータの「理想」とアプリ開発の「現実」の両方を損ねない形で.
まずは必須の文献を挙げる.例のごとくkanzaki.comより RDFカレンダー --iCalendatとRSSによるイベント情報の公開と活用 でだいたいの状況と対処法はわかる.というかいま書いているエントリーの必要性があるのかどうかというぐらい,しっかりした文書です.とくに RDFicalの語彙をRSSで使う の部分が重要.ここではRDFicalを使うかeventモジュールを使うかは考えないが(非常に重要な問題ですが,1人では決められない),イベントを考える際には「時間」にイベントの開始時間,終了時間,そしてそのイベント情報自体を配信した時間の3要素があり,前者2つについてはRSSの基本フレームワークから外す,すなわちitemのdc:dateには記述しないということは運用のルールとしてfixさせないといけないだろう.あとはもちろんRSSリーダー側が上記モジュールに対応してイベントを正しく表示されるのが理想だが,それまでの暫定的対応としてtitleの先頭に開始時間を入れておくのは悪くない.リーダー側のソート機能でスケジュールを何とかしようというアプローチ.記法はdc:dateと同じようにして,そのあとの文字列は自由.書いてて無理があるなあとうすうす感じてはいるけど.理想と現実の折り合い点はこの辺ではないか.メタデータの配信側はできるだけリッチにし,かつアグリゲーション側が判断に困らないようにするというのが鉄則.というわけで提案(Version 0.1)は以下の通り.
<item rdf:about="http://www.semblog.org/i2k/event/000001.html">
<title>2004-09-01T14:00+09:00 第n回blog勉強会</title>
<description></description>
<foaf:topic rdf:nodeID="c01"/> or <ev:startdate>2004-09-01T14:00+09:00</ev:startdate>
...
</item>
こういった議論を延々と繰り返してblogの未来をつくるのがRoughSemantics活動だと思っている.で,準備をしてるのだがコミュニティサイトをつくるべきかアグリゲータだけにするか,どうしようかなあ...
Posted by i2k at 07:29 PM | Permalink | Comments (1) | TrackBack (142)
2004.07.05
ISWC2004
Posted by i2k at 07:58 PM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (81)
2004.06.22
情報処理
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2004.05.11
Blog情報支援
Posted by i2k at 01:50 PM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (147)
2004.04.28
RNA 2.0のテスト中
Posted by i2k at 02:40 AM | Permalink | Comments (2) | TrackBack (157)
2004.02.08
RNAの生きる道
さて,先ほども書いたようにRSS業界は巨大なDB+推薦に向かう流れが出てきて,RNAのようなパーソナル型の旗色はよろしくない.なんせフィードされてくるコンテンツの量が違う.RNA的にもそういった流れは無視できなくて,次の2.0では推薦サービスとの連携機能がついてくる.が,何でも取り込んで何でもできるというのは何もできないのと同じなので,頭を冷やしてターゲットを絞ることを考える必要がある.
自分でRNAを使っていていいなあと思うのは,新しい知り合いグループが誕生すると即座にRNAを新しく作ってその人たちのWeblogを登録するとそのままグループのポータルになってしまうこと.すなわちバーチャルコミュニティー(の入り口)を実体化させること.多機能化の恩恵もあってその辺のJavaScriptしか出さないアンテナサービスとはそこが違う.各人のサイトにリストを取り込ませるだけではコミュニティを俯瞰することができない.なるほど,と自分で納得しているのだが,その線でいくとRNAの今後は複数のバーチャルコミュニティーを各個人がいかにマネージしていくかという話になって,コンテンツ量とか推薦の質の競争とは別のレイヤーの話になる.そうすると今度は各WeblogサイトがどのRNAにチェックされているかというTrackBackみたいなものができたら面白いのかもなあ,などと夢想は止まらないが,FOAFを工夫したらできそうな気もするし,いやその前にOrkutあたりにしてやられるのかもしれない.
しかしまあ半年ちょっとプロジェクトをやってきて,この業界の異常な速さはよくわかった.なんとかキープアップしてこれた(つもりな)のはユーザのみなさまのフィードバックのおかげです.バグの多さに呆れられた方もおられるかもしれませんが,近い将来に再び使っていただけるよう努力していきますので,今後ともどうぞよろしくお願いします.
Posted by i2k at 04:26 AM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (164)
2004.01.15
8020運動
さて本題.前回のエントリの時期からこれまでに,今後の方向性を示すようなサービスが続々と出ている. Bulkfeeds , FeedBack , ReadOne(Web版) あたりが代表例.どれも年末年始に頻繁な更新がなされている.で,これらに共通するのが「検索」と「推薦」.彼の国ではすでに起こっていることであるけれども,日本でもWeblog(とRSS)は新たな時代に入ってきた徴であるとみることができる.どういうことか.これまではサイトが限られているので自分の読みたいサイトを指名して読んでいればよかったか,もしくは目新しいサイト・コンテンツを適当に配信してもらえるサービスを使っていればそれで済んだ.ところが,メディアとしての影響力が強くなってきたのと量的に爆発してきたのとで,自分の知らない情報(もしくは情報源)を知りたい,かといってわけのわからんコンテンツにまみれるのも嫌だという要求が出てくるようになってきた.その回答の一部がキーワードマッチングによる検索であり,別の一部が推薦ということになるのだろう.この流れには全く異存がない.glucoseでも最新バージョンにて要望の多かったキーワード登録が実装されたし,推薦についても近いうちに何らかのアナウンスをする.
キーワード検索についてはユーザが明示的にやることなのでとくに問題ない.仕組みがシンプルなので出てくるであろう結果についてもそんなにおかしなことにはならない.(ただしRSSスパムみたいなことがいずれ起こってくると単純マッチングでは意味をなさなくなり,エンジンを高度化しないといけなくなるのは普通の検索エンジンと同じ)一方,推薦はというと「クエリーフリー」という言葉が出てきているように,極力ユーザに負荷をかけずにユーザの欲しそうなコンテンツを提示する必要がある.こちらは仕組みも実装も大変.手法自体は人工知能の分野でさんざん研究されてきたからそれを使うとしても,種類がありすぎて何を採用すべきかがわからない.もう1つの問題は推薦の精度で,ユーザは何をどう提示されればうれしいのか,それを評価しにくいので推薦手法に気合いを入れてもなんというか報われない気分になるかもしれない.少し皮肉な言い方をすれば,Weblogを対象とするならば,Weblogのコンテンツはそもそもがいい加減なものなので,いい加減な手法で推薦してもそれなりに当たってしまう(満足が得られる)可能性がある.それを良しとするか悪しとするかは別として,そのあたりをもう少し厳密に突っ込んでいくのが研究テーマになると思われる.
さらに推薦関係でもう1つ考えないといけないことがあるとすれば,それはハレとケの問題というか,ルーチンワークと物見遊山の問題というか(適当),期待通りのコンテンツが提示される割合と,予想外の,がしかし新たな発見につながるようなコンテンツが提示される割合とのバランスではなかろうか.推薦とは主に後者を担うのだが,それが少なすぎるとありがたみがわかなくて,多すぎるとノイズとなってしっくりこない,ちょうどいい推薦の量と質をどうやって見つけるかが重要になる.いわゆる研究としての推薦アルゴリズムではこういう問題をあまり取り扱っておらず,もっぱら精度を追究するのであるが,何らかのプロダクトとして結実させようと思ったらこの問題は避けて通れない.直感的にはそのバランスは日常80:非日常20ぐらいになるのではと思う.さてじゃあこのバランスをどう実現するか?これは予想以上に面倒で大層な仕掛けが必要になるのだろうなあ,と予測しておく.そして,これを実現できた者だけが,(すぐそこに)来るべきMicrosoftが乗り込んでくる時代,Googleが乗り込んでくる時代に喰われないで生き延びられるのだろうなあ.
Posted by i2k at 12:41 PM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (69)
2003.12.19
FOAFにできること,FOAFにできないこと
もうひとつ,上の話と同じなのか同じでないのかよくわからないが,人間関係ネットワーク(いまならSocial Networkingと呼ぶべきか)の研究をやったりツールを作っていると,よく「人間関係にはいろんな種類があるのだから,それを表現してほしい」と言われる.人間関係にはいろんな種類があるのはごもっとも.ぼくも人生を歩んでいくうえではいろいろと苦労してますが:-),そのいろんな種類はシステムとして本当に区別しておく必要があるのかなあというのが疑問.自分とつながっている人のリストはあったほうがいいけれども,その人たちとの関係の内容(とその複雑さ)は本人が一番よく知っていて,かつその知識は仮に外部化・明示化されたとしても他の人からはよくわからない(どういう事情でそういうつながりがあるのか,とか).もしわかるならばそれはその人がデータを見て理解したのではなく,前から知っていたのだろう.うまく書けてないけど,要するに人間関係データを丁寧に記述してやるというのは毒にはならないにしても大した薬にもならず,しかしそのためのコストは莫大なものになる,ということ.
これはFOAFだけの話ではなくて,もっと風呂敷を広げればどこまでがコンピュータによる支援の領域で,どこからは人間のアクティビティなのか,その線を決められないにしても考えたいという話だ.究極の自動化,もしくは人に対して究極の自由度を与えるという方向性はそれとしてひとつある.けれども,ぼくとしては単目的ではなく多目的のバランスをどううまく取っていくかに興味があって,semblog.orgが出しているツールでもそのあたりのチューニングに一番時間をかけているつもり.実のところそういう態度は全く研究者に向いてないような気がしていて困っているのだが,それはともかく多くの人に「良い塩梅」だと言っていただければ成功だし,過剰だとか過小だとか言われれば反省します.まあRNAについてはオープンソースなのでこれをベースにいろんな実装を作っていただければ最高ですが...
あとは関係ない話として,世間のFOAF使いには人間関係を眺めて楽しみたい人が多いのか,もしくはスパム防止みたいに実利を求めたい人が多いのか,どうなんでしょうか.潜在的ユーザが急増しているいま,プロジェクトのMLだけを追いかけても全然わからないので.それもまたバランスの取り方に大きな影響を与えるはず.
Posted by i2k at 03:11 AM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (83)
2003.12.17
FOAF共生プラットフォーム(試案)
で,そのFOAF.最初にその存在を知ったのは昨年のいつぞやの IBM developerWorks で,こんなものにまでメタデータがあるのかと半ばあきれた覚えがある.プロジェクトのページにもRDFの Vaporware だ,みたいなことが書いてあってまあそうやろうなあと思っていた.思いつつ,hamasaki氏は授業のレポート兼お遊びでFOAFを使ったACSH(ACknowledgement Shake Hands:握手)システムなるものを実装していた.さて,いまやFOAFは成長を遂げ,過日のTBLの講演ではセマンティックWebのアクティビティの中でも特にFOAFに注目しているとまで言わしめたらしい.関連アプリケーションも続々と登場している.が,根本的によくわからないのは,FOAFの何が人々を引きつけているのかということだ.
FOAFはただのデータフォーマットだ.書けるのは自己紹介みたいなことと,「私は誰それを知っている」ということだけ.いまさら自己を晒してそんなに楽しいか?というのは彼の国でのWeblog革命(荒く言えば,ネット上にプライベートな情報が存在していなかったのが存在するようになった,読んでみるとおもしろかった,革命!)と同じ話であろう.しかしまあFOAFは文法的に難解で,あまり手書きしたい類のものではない.そのために簡易生成ツールがあるわけだが,それらにはFOAFがただの自己紹介ファイルで終わらない唯一最大の理由である「私は誰それを知っている」情報を記述するための支援が含まれていない.そんな片手落ちの状況でFOAFが流行している(らしい),それが全く理解できない.
もちろんその片手落ち状況が改善されればFOAFは流行るに違いない,とまでは思わないが,当座の問題を解消すべく提案されたのがACSH,のちのFOAF TrackBackである.使い方は本当は自分で書くべきなのだけれどもあまりに的確にまとまっている こちら を参照してください(おのひろきさんすみません).ACSHという名前をやめたのには理由があって,語呂とコンセプトは大変いいのだけれども,FOAFでさえ何それ?という人がいる時に「FOAFのACSH」といっても誰にもわからないので,辛うじて概念が類似しているであろうTrackBackという言葉を導入した.ただし本家TrackBackは自動逆リンクシステムだがFOAF TrackBackは半自動(やや手動,ユーザの許可がないとリンクを張り返さない)である.人の場合は一方が友達だと思っていても他方はそう思っていない可能性があるので,というのは意地の悪い見方だがその方がリアルだろう.FOAF TrackBackを利用するにはRDFのファイルだけでは足りず,どうしてもCGIが必要になってしまうのが問題といえば問題.しかもいまはRNAにビルトインされている(戦略的に).今後はこの仕組みを規格化していろいろなツールから呼べるようにしたいとは思っている.
最初にも書いたけれど,RNA/FOAFにそれなりの反応があった(いいか悪いかは別として)ということは,この手の仕組みがこれまでに存在しなかったことを意味するのかなあ.FOAF世界を知り尽くしているわけではないので断言はできないけど.それはともかくFOAF TrackBackの普及を手伝っていただける方を募集中です.実装面でもマーケティング面でも.サービス(ホスティング)化とか...実はsemblog.orgでは,こういった活動をするための拠点として"foaf.jp"なるドメインを取得していたりします.前回のCommunity Webの話を含めて,FOAFをセマンティックWebのキラープラットフォームにすべく立ち回るのが2004年のミッションになるかなあと.
Posted by i2k at 04:00 AM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (170)
2003.10.29
Blog Comments Module
xmlns:blogcomments="http://purl.org/net/rssmodules/blogcomments/"
普及率は不明.規格とは何なのか,また考え直すことになりそう.
Posted by i2k at 01:25 AM | Permalink | Comments (1) | TrackBack (67)
permalinkとTB-uri
http://www.semblog.org/i2k/archives/000217.html (permalink)
http://www.semblog.org/mt/mt-tb.cgi/175 (TB-uri)
という感じです.1つのMTで複数のWeblogを作るとずれていくのか?などと勝手に推測しているのですが実際のところはよくわかりません...
ついでに他のWeblogツールを少しだけ調査.
tDiary TrackBackプラグイン 一致
Blosxom writebackプラグイン 一致
Nucleus 一致
はてなダイアリー メンテナンス中...おーい
News Handler 一致
というわけで,MT(の一部)だけが一致してない?またpermalink中に<trackback:ping>が埋め込まれているかどうかを調査してみると,Nucleus以外は入っていました.ただしサンプル数はツールごとに1サイトずつなので,「人による」という結論になってしまうかもしれません.HTMLのコメントにRSSを入れるというのはなんというか泥縄的ですが,結構な普及率を誇っているとそれなりに使いでがでてくるというのもまた事実で...メタデータはややこしいです.
Posted by i2k at 01:19 AM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (108)
RSS拡張の試み(その3)
記事(エントリ)間の指した/指された関係を記述する語彙として,神崎さんが 指摘 されている<dcterms:references>と<dcterms:isReferencedBy>についてはだいぶ前に検討していた.いま思えばそれを素直に採用すれば,という気もするが,そうしなかったのには理由があって,それはmsano氏も 書いている とおり(後半の議論),そもそもsemblog moduleはRSSのために提案したのではなく,RSS風のメタデータを各エントリごとに付加するための枠組み(ここでは仮にRDF Content Summary: RCSと呼ぶ)を作る,そのためのものだった.<semblog:in>と<semblog.out>はRCS内で他のRCSの指した/指された関係を書くために用意し,もとのHTMLに対しては<dcterms:references>と<dcterms:isReferencedBy>で処理する,もしくは<semblog:in>と<semblog.out>でメタデータ間を移動してあとは<link>でもとのHTMLに辿り着けばよい,と考えていた.
もちろんこれはあまりにも巨大で無謀な計画である.誰もが各エントリに対して1つ1つメタデータを付加する時代が来るのか(もちろんツールで自動生成するとしても),そしてこのモデルはある意味でメタデータフォーマット(RCS)の方をコンテンツ本体であるとみなし,HTMLはそこから派生したプレゼンテーションの1つぐらいにしか扱っていない.果たしてそんなややこしいモデルが受け入れられるのか.別に弱気になっているわけではないが,少し考え直した方がいいかもしれない.現在のsemblog.orgにはいくらなんでも世間のソフトの実装を変えさせるような力はない(その意味でSix Apartは偉大なり).メタデータ流通という目標を考えると,何をするにも一度はHTMLを通らないといけないやり方というのはなかなか面倒なのであるが,一方でどのようにでも対応できるようにしておこうとすると現状では冗長なデータが増えるし,悩みどころではある.とりあえずは<dcterms:references>と<dcterms:isReferencedBy>でHTMLを指すようにして,いずれ時が来たら?RCSを指すようにすればいいのかなあ.
やはりメタデータの話はひとりでやってもあんまり意味がない.こういう問題意識というのは誰がどういう文脈で持っているのかを知りたいところ. intersite ML で話してもいいのだろうか.もしくは自分で何か立ち上げた方がいいのか.
Posted by i2k at 12:28 AM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (157)
2003.10.26
RSS拡張の試み(その2)
RSS-DEVのMLを購読してないのでコンテキストをちゃんと理解していないが,その考え方というのはある意味でTrackBackの概念を否定しているといえるのではないか.TrackBackにはいろいろな効用があるが,いろんな意味づけ(未来のリンクとかどうとか)は置いておいて,第一にこれはシステムによってサポートされた逆リンクである.逆リンクのありがたみというのはなかなか実感しにくくて,普通に順リンクさえあればあとは検索エンジンが逆リンク関係を見つけてくれるはず,という考えは根強くある.が,よく考えてみれば検索エンジンのような巨大なアーカイブがなければその関係を見つけることができず,そしてそういうアーカイブは誰にでも作れるものではない.そういった状況のなかで,TrackBackを実装したWeblogツール間では,あるエントリから直接逆リンク関係をたどることができるようになっている.semblog.orgでは,RSSすなわちメタデータのレベルでもこれと同じことを実現したいと思っている.RSSの巨大アーカイブを作ることなくメタデータ間の関係を直接記述し,それをサポートするツールはその関係を伝っていくだけで関連したコンテンツを見つけられると.
semblog.orgの活動には裏テーマがあって,それはWeblogにまつわるサービスをいかに分散モデルでやれるかというものだ.もちろんユーザにとっては中央集権型であろうが分散であろうがちゃんと使えればどっちでもいいのであるが,ある種の趣味として分散モデルを指向している.その趣味を全うするためにメタデータレベルでエントリ間の関係を記述するための語彙は非常に重要となる.それがmoduleを提案することの真意である.
Posted by i2k at 09:27 AM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (164)
2003.10.20
RSS拡張の試み
ということで自分たちで定義することにした.semblog module(仮称)という身も蓋もない名称であるけれども,これは今後の議論でよい名前がつけられればと思う.語彙は「out」と「in」というたったの2語(これも命名について議論の余地あり).その意味するところは以下の通り.
out: あるエントリに含まれるリンクのURI.具体的にはdescription要素の中から該当するURI文字列を抽出したもの.可能であればTrackBack Pingを打った先のPermalinkも含めたい(未実装).
in: あるエントリが受けたTrackBack Ping元のURI.
namespace: <xmlns:semblog="http://www.semblog.org/ns/semblog/0.1/"> 暫定的に設定.
メタデータの定義には慎重にならないといけない.現にDublin Coreではヨーロッパ中の専門家がさんざん議論して17個ぐらいしか決まらなかった.このsemblog module(仮称)についても同様で,「in」がメタデータになりうるのかということを考えるとなかなか難しい(他のサイトが勝手につけたものなので).が,semblog.orgとしてはあえてメタデータであると規定して,TrackBack Pingを受けたエントリが取り込んでしまうというモデルを選ぶ.ただし,他のメタデータが作者自身のものであるのに対し,「semblog:in」は他人によって付加された「社会的メタデータ」であるというような区別は必要である.
さてさて,定義したのはよいものの,それをどうやって実装に結びつけるかというのが重要である.たいぶ前はMTやBlosxom用のプラグインとして提供しようかと考えていたが,ツールだらけのこの昨今,人的リソースに限界があるために方針を変え,RNAに自動生成させることにした.実際にはかなり前のバージョン(1.4)ぐらいから実装し始めている.生成したRSSのサンプルは こちら .エントリの1つ1つにRSS風の記法でこのようなメタデータをつけている(サイトのサマリーではなくコンテンツのサマリー?なのでRSS「風」).こういったデータをあらかじめ作っておくことで,システム側にあまり苦労をかけることなくコンテンツ間の関係を記述することができる.ただし現状ではRNAががんばってるので,ある程度システムに負担をかけてはいる.
これが普及すると何がうれしいかというと,実のところはよくわかっていないというか考えていない.しかも「semblog:out」についてはWeblogツールがRSSを生成するときに<a href>タグを削除してしまう場合が多いので抽出できないことが多い.が,うすうす思っているのはメタデータのレベルで「指した/指された」関係が書いてあるとAggregator(RSSビューアなど)がデータを集める際にソートのやり方を変えられる,とか, だいぶ前にも書いた エントリの「過去/未来」関係を使えるとか,逆リンクを伝っていくことで身近な範囲の検索に使えるとか,他にもアイデアのある人ならもっと使いこなせるだろうし,そのためのインフラとしてWeblogの書き手に大して負荷をかけないこのやり方はそれなりに有効ではなかろうか.
とまあそんな感じで少しずつ少しずつSemanticな方向性を目指しているsemblog.orgですが(この前会った人にはその程度でセマンティックを名乗るなと言われましたが...),今後ともご贔屓のほうをひとつよろしく.
Posted by i2k at 03:32 AM | Permalink | Comments (5) | TrackBack (162)
2003.10.01
何が起こっているのか?
追記:pukiwikiでRNAのRSSを表示していることはわかった.が,さすがにRNAがpingを打ちまくるというのは考えにくい.excerptも入ってるので.pukiwikiプラグインでリンク先に自動的にpingを打つようなものがあるのだろうか.
追記2:原因を特定しました. ここ .pukiwiki側の対応を待つしかないですが,とりあえずこちらでできることとして,RNAの次バージョンよりデフォルトのサイト設定ファイル(site.rdf)から見本のサイトの記述を全て消去したうえで公開します.なお,理由がわかったのでこのエントリに記述していた特定のサイトへのリンクを削除しました.また,これまでに許可なくデフォルト設定の中に入れさせていただいていたサイトの管理者様にはご迷惑をかけましたことをお詫び申し上げます.
Posted by i2k at 06:41 PM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (159)
2003.09.01
※未承諾広告
RNA
RSSベースのアンテナ「RNA」はアンテナの枠を超えはじめている.いまバグ取り中なのでまだ サンプル しかない(
glucose
Windows版ニュース/Weblogリーダ「glucose」もジャンルにくくりにくいソフトになってきた.まずリーダだけではなくてエディタに
RNA/glucoseだけではなくこれらを中心とした派生プロジェクトも進行中.詳細は乞うご期待,ですが,semblog.orgでは研究的な要素と「いますぐ使えるプロダクト」の配布を両立させるべく日々開発を進めています.要望・コメントなどありましたらよろしくお願いします.
Posted by i2k at 04:09 AM | Permalink | Comments (2) | TrackBack (156)
2003.08.21
RNA 1.5 (build 0816)
・OPMLの入力によるサイトの設定(Experimental)ローカルのOPMLを設定することでサイトリストを一括で設定することができます.2重登録はできないようになっていますので気軽に登録できます.OPMLはSharpReader等で用いられるブックマーク管理のためのXMLフォーマットです.
・はてなアンテナ連携機能のバグ修正
使用方法等は semblog wiki をご覧ください.
Posted by i2k at 10:48 PM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (158)
2003.08.08
RNA 1.4 (build 0807)
Posted by i2k at 05:13 AM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (159)
2003.08.01
RNA 1.3 (build 0731)
・更新時刻データの取り扱いを強化.LastModifiedへの対応,イレギュラーなRSSへの対応など.
・OPMLの出力(Experimental)OPMLはブックマーク管理のためのXMLフォーマットです.
・各エントリに関するTrackBack情報の抽出・表示(Experimental)Movable Typeで構築されたサイトのみ有効.使用方法は semblog wiki をご覧ください.
・インターフェイスの改良
TrackBackの追跡を行うとアンテナの更新にかなりの時間がかかりますのでご了承ください.また現状ではMTのサイトであっても正しく追跡できない可能性があります.
Posted by i2k at 04:04 AM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (157)
2003.07.25
新しもの好きのglucose
Posted by i2k at 04:03 PM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (162)
RNA 1.2 (build 0724)
Posted by i2k at 03:56 PM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (68)
2003.07.23
RNA 1.1 build 0722
・はてなアンテナとの連携(暫定版)
→これによりRSSを提供していないサイトも含めてチェックできるようになります.使用方法は semblog wiki を参照してください.
・アンテナ更新処理の分離
→ブラウザから「Refresh」ボタンでアンテナを更新する際に長らく待たされる問題を回避.ただし,実際の更新処理が終わるまではHTML・RSSともに元のままなので,すぐにアクセスすると更新されていないように見えてしまいます.なお,この機能はUnix系サーバのみで利用できます.
・最新記事リストにおいて,各エントリがどのサイト(もしくはWeblog)のものであるかを明記できるように
→これに伴いテンプレートの語彙が増えています(もうすぐドキュメントを作ります).
・channel要素に更新時刻が記載されていない場合,item要素中の最新の時刻を取得してソート対象に加える.
・Movable Typeの自動Ping機能を用いたアンテナ更新を正式にサポート
・RSS中のリッチコンテンツに関する対応を変更(暫定版)
→description要素中にCDATAが直接記述されている場合はタグをパースしない.またRNAが生成するRSSの中ではcontent:encoded要素に移動させる.
・デフォルトのテンプレートの一部修正
・ソートの順番がおかしくなるバグを修正
今回は相当大きなバージョンアップになっています.インストールに際してトラブル等がありましたらwikiやTrackBack等でお知らせください.
Posted by i2k at 09:15 PM | Permalink | Comments (2) | TrackBack (155)
2003.07.15
現在認識している問題(RNA)
・チェックできないサイトがある→これらは以下の原因が考えられます.
・RSS0.91/2.0に対応していない→暫定対応版をテスト中.
・RSSが正しくない(descriptionフィールドにCDATAが埋め込まれている)
→パースせずに表示するということで検討中
・RSSが存在しないサイト→対応を検討中
・Movabletypeの自動ping機能でエラーが出る
→手動pingと自動pingでは送られるデータの内容が異なるのが原因.対応中.
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2003.07.11
RNA
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2003.06.21
XSLT流行の兆し
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FOAF流行の兆し
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2003.06.10
RSS拡張
オライリーのRSS本の著者によるMT用RSSの拡張案.この本は注文中.
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2003.06.04
RSS拡張計画
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2003.05.24
glucose
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2003.05.23
blog_headline
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2003.05.22
glucose build 132
P2Pニュースリーダ「glucose」build 132がリリースされました.※glucoseは将来的にsemblogエディタとしてsemblogシステムの中核をなすソフトウェアです.
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first contact
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