来年の1月27~28日に第53回人工知能基礎論研究会があるそうです.
テーマは「シナリオ創発」だそうです.
断片的な情報をシナリオにするための技術について云々,と.
どんなものがあるのかよく知りませんが,なんだかおもしろそうです.
Weblogの記事は断片になりがち,と,先日のミーティングにて某氏がコメント.
個々は断片的でも,全体の中には物語となっているような記事群があると思われる.
glucoseによるTrackback追跡はその物語を見せてくれる機能に他ならない.
そしてRNAのclippingという作業はその物語作りに他ならない.
あなたもglucose&RNAを使って物語作りに参加しませんか?
ちなみにこの話は宣伝に他ならない.
先日、NHKで正岡子規の話がでている番組がありました。
そのとき歴史が動いた
それを見て初めて知ったのですが、正岡子規は「日記なら誰でも書ける」と言って、ホトトギスに掲載する文を公募していたそうです。投稿された日記もまさに今のWeb日記よろしく、通勤日記とか田植日記、牛舎日記(!)などなど、様々な職業を持っている人が、その人の日常を素直にそのまま書いたものだったそうです。いやはや誰もがpublishする日記は、正岡子規の時点で始まっていたんですねぇ。
日記の公表(作品化)というとまず紀貫之を連想しますが、それを文学から遠い人間がやりだしたという点で、今のWeb日記へつながるところがあるような気がします。
ちなみにこの運動?はその後どういう結果をもたらしたのでしょうかね.番組を少ししか見ていないから知らないのですが.さらには国語の授業で子規について習ったことも一切合切忘れてしまったのでわかりませんが.一般人と文学の距離が近くなったり,そこから新しい文化人?が生まれてきたりしたのでしょうか.もしそうであれば、昨今のWeb日記がそういう文化作りにつながるのを指し示す結果とも言えるので朗報ですね.
それにしても、日本と日記ってのはやっぱりつながりが深いんですね.他文化と比較するとどうなのでしょうか?どなたかご存知の方がいれば教えて下さい.